先ほどの高速コースでどうなったのかを図で表しました。
いかがでしょうか?
(ちょっとロング過ぎたかな?という気もしますが)

この状態では、0発進のスタートの時以外は
スプロケットを使ったギア比変更が
加速に影響することは無さそうに見えるでしょ?
実際のところ、そのとおりなんです。

この時に、ウェイトローラーは
若干重くする必要があるはずです。

勘違いしやすいのは、
「ロングになるんだから、軽くして回転を上げてやって」
っていうものです。
実は、何度も言うようにウェイトの重量は「条件が同じ場合」にのみ
以前のデータに対して「重く・軽く」と言えるのです。
一般的に、スプロケを変えてロングにした場合は
負荷が大きくなりますから、今までのウェイト重量では
変速しなくなってしまいます。
若干重くしてやる必要が有るんですね。

つまり、そのままの重量だと
変速域は勝手に高速に変移していたと言うことになります。
右のように、確かに最高速と、一瞬の出だしは変わります。
しかし、その出だしは回転数が低い部分で、
大きなギア比に対しての少しの変化のために殆ど変わりません。
変速域の変移iによって中間加速もさほど変わらない。
とすれば、最高速の違いだけになるわけです。
(全く違うとは言えませんし、コースによって実用速度域が違えば
 意味を持ってくる可能性はありますが・・・)

そう考えると、スプロケットだけのセッティングが
無意味で面白みのない物になるわけです。
さて、あなたのセッティングでは、
回転域などをどこに取っているでしょうか?
左の図は私のSUGO用のセッティングの「想像」です。
ベルトに関しては、見えるわけではないので
「たぶん」となるんですね。(^^;
Aが、ヘアピンなどの一番回転が低い部分だと考えています。
Bがストレートエンドなどのブレーキング直前だとします。

この図に、各コーナーのポイントを付けていって
実測の回転数を書いた場合、平坦なはずの変速域の回転数は
実際には若干右肩上がりだと気が付くと思います。
これは、走行抵抗が変化して行くからなのです。

ただ、それはある程度の幅をもって「考え」れば良いだけのことで
平均的に「パワーのある回転域に収まっている」ことが重要です。
ただ、同様にB点も計算したときに、計算で出てきた回転数と
実際の回転数が違う場合があります。
それは、どのように理解するかというと。。。
仮に、こんな状態が現状だったとします。
たぶん、理論的な7300なんて見えていないでしょうから
黒のラインのような回転変化に見えるでしょう。

ウェイトが現状6.5gで6.0gにした場合は、計算では
6000→6240 6800→7080 7300→7600 7700→8010
と出ます。

変更後に実際の走行で得られたデータと比較します。
予想通りも含めて
6000→6050 6800→7100 7300→7500 7700→7800

もし、上記のような結果が出た場合、
最終コーナーとライン上では計算があっているのに
ヘアピンとストレートエンドが計算と違う。。。

つまり、その2つはプーリー変速域とは関係がないところ、
スプロケットなどによる最大・最終減速比のラインだったと。

だから、・・・・
こんな状態に変わったと想像できないでしょうか?
ここで、大体平均の7500rpmはパワーバンドと考えて
最終的には、この回転数を狙うとする、と。
で、スプロケットは高速側では使っていないけど
低速側で若干の犠牲が出ているので、ショートに変更する。

こういった考え方が出来ると思います。

このように、どんな状態であるかを想像、仮定して
セッティング変更していくことが重要で、近道だというわけです。

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