新々Tackmixブログ - 遠すぎた橋2
私にしてみれば、まさに「ひょんなことから」なのです。
中学生になってYMOを聴き、高校生になって洋楽を聴き、
それ以降12inchを買いあさる日々が続きました。
20代ではF1にはまっていて、その後カートに乗るようになってからは
そんな「遠すぎた橋」のことなどは、全く忘れていたのです。
1996年に、新婚旅行に行くことになり、その目的地はモナコとなりました。
7日間の行程で、最後の2日間はパリ観光になっていました。
「2日もパリ観光?」これが正直なところです。
地図を眺めながら、「ああ、ちょっと行けばノルマンディ海岸があるんだな・・・」
いや、待てよ・・・オランダってそこからかなり遠いのか?
というわけで、ツアーの残りは単独での「遠すぎた橋ツアー」となったのです。
しかし、決まったのは良いけど、日本ではガイドブックにすら載っていない町に行くんです。
主な舞台となった、ナイメーヘン・アーンエムは、よく調べれば判ります。
ナイメーヘンはニメーゲンとか記載されている場合もありますし、
アーンエムは、アーネムとか、アルンヘムとなってる場合もあります。
問題は、撮影された「偽アーンエム橋」の場所です。
今でこそ発売されているDVDのメイキング映像に答えがありますが、その当時は
「アーンエム橋は、ディペンターのウィルヘルミナ橋で撮影された」なんて誰も知らず
映画公開当時のパンフレットに小さく書かれていただけでした。
この場所探しから始まりました。
地図屋さんに行って、オランダの詳細地図を買います。
しかし、綴りが判りません。
思いあまって、オランダ大使館に電話
撮影当時に、ディペンター近くで暮らしていた人が大使館員だったので
詳細を聞き出して、橋の位置も特定できました。
現地では、列車の移動になるので綿密に行程を考えます。
実際に、現地のガイドですら、そんなところをまわる日本人はいないと言っていました。
オランダへは、夜行列車で向かいました。。。。。
つづく・・・・・・