新々Tackmixブログ - MIDIの前・・・思い出したように続ける(^^;
ちと、コメントのレスも含むんですが・・・
カセットの2台のダビング方式は、ピンポン録音って言っていました。
音が、こっちからあっち、あっちからこっち、ってなるからですね。
録音方法も今では考えられないことをやっています。
まず、人間は音に合わせて演奏できますが、機械は勝手に進むので、まずはドラムマシンから
録音を始めます。
(といっても、リズムマシンだったりもするのだが・・・)
このとき、ドラムイントロのある曲だと楽なのですが、いきなり「ジャーン」ってやるやつだと
音の頭がわかんないので、ハイハットとかでカウントを入れるんです。
例えば「ちっちっちっちっ、ドンタンドンタン」って。
で、このドラムの音は最後までずーーーーっとダビングの繰り返しになるので、最後の音を
予想してちょっと固めの音にしておくのが重要です。
例えば「とんとん」っていう音は、ダビングを6回ぐらい繰り返すと「もんもん」ってなっちゃう。
次に、音としてやりやすいのはベースの録音なのですが、このベースの音もアタック成分(高音部分ね)が
消えやすいので、結構後の方で録音したりします。
大抵は、ストリングスとかでモヤッとした音を録ることが多いですね。
テープは伸びたりすることもあるので、音程が変化しやすいので、単純な音色でAの音を
10秒ぐらい録音して、それからドラムを録ったカセットを再生し始めます。
この10秒の音に、後から録音するものはチューンをするんです。
ね??原始的でしょう?
で。。。。
できあがったときの感動?
それはないです。
どちらかというと、反省とかそんなのが多いですね。
当時、自分のためだけに録音するとかっていうだけではなくなってきていたので
10万円台の4トラックカセットレコーダーが出たときは、迷わず買いましたね。
音質が劇的に変わりました。ノイズが少なくなる。
たとえば、ドラムを1に録ってペースを2に録って、ストリングス1を3に録って
その3つを鳴らしながらもう1つ演奏して4にまとめる・・・ってなことができて
ダビングの回数が減ったわけです。
でも、ステレオ感は少なくなってしまいました。