新々Tackmixブログ - フォーミュラニッポンSUGOラウンドの現地でしか判らなかったこと
いろいろと面白いこともたくさんあったFN R6 SUGOですが、
テレビでもネットでもあまり出てこなかった「見どころ」を書いておきます。
それは予選Q3で起きたことです。
7分間のタイムアタックで、8台各車がベストラップを更新し、中嶋一貴はミスがあったか9秒台の7位。
上位陣は7秒台で、こちらもミスがあった山本尚貴の再アタックのタイミングで赤旗が出された。
残り計測時間が確か、1分あったかどうか・・・どちらにせよ僅かだったと思う。
この時点で8位の山本のタイムは11秒台。
このまま、残り時間をただ消化して予選が終了してしまうのか?と思っていたんですが、「残り計測2分で再開」と決定されました。
それまでの流れでは、コースが短い影響か、気温・路面温度が低い影響なのかアタックまでのタイアウォームアップは、2周かかっていたのが通常。
各車、コースインラップから、次の週のアタックでは調子が良くとも8秒台ぐらいにしかなっていませんでした。
残り2分ということは、コースインラップ+ウォームアップラップでは2分を超えてしまうので、うまくいって8秒台にしかならない。。。
それは上位陣は判っていて、既にヘルメットを脱いでいました。
しかしここで、コンセントレーションを高めていた3人のドライバーが居ました。
一人は、8位・11秒台の山本。
7位の中嶋一貴は9秒台だったので、うまくいくと7秒台は無理にしても順位を1つ上げられそうでした。
そして、そうはさせたくない中嶋一貴。こちらも山本が出ていくならコースインせざるを得ません。もちろん、6位は7秒台ですから、中嶋にしてみると6位狙いではないと思うんですね。
しかし、もう一人、その7秒台6位の小暮もアタックの準備に入りました。
つまり、この時点ではこういう状態。
・コースインラップだけのタイア温度では、8秒台後半が良いところ。
・5位7秒3、6位小暮7秒927、7位中嶋9秒台、8位山本11秒台
・1?5位のドライバーはコースインする気はない。
小暮は7秒3を上回れるとは思えないけど、保険としてタイムアップを狙う。
中嶋は山本のアタックでは8秒台が出てしまって順位を落とす可能性があるからタイムアップを狙う。
山本は当然現在の7位のタイムは上回れると考えている。
さて、迎えた2分間。
小暮はやはり8秒台でタイムアップならず。
中嶋はタイムアップをしたものの、9秒台から8秒120。
そして注目の山本が、なんと7秒999!!!
小暮のベストには僅かに届かなかったものの、更にタイムアップをした中嶋を上回って7秒台に入れてきた。
1周のみのウォームアップでの、完全なワンチャンスをものにした山本の走りは光っていました。
*結果的には、赤旗中の追い越しをペナルティとして採られた山本選手は、決勝を14番グリッドからのスタートとなってしまいました。
テレビでもネットでもあまり出てこなかった「見どころ」を書いておきます。
それは予選Q3で起きたことです。
7分間のタイムアタックで、8台各車がベストラップを更新し、中嶋一貴はミスがあったか9秒台の7位。
上位陣は7秒台で、こちらもミスがあった山本尚貴の再アタックのタイミングで赤旗が出された。
残り計測時間が確か、1分あったかどうか・・・どちらにせよ僅かだったと思う。
この時点で8位の山本のタイムは11秒台。
このまま、残り時間をただ消化して予選が終了してしまうのか?と思っていたんですが、「残り計測2分で再開」と決定されました。
それまでの流れでは、コースが短い影響か、気温・路面温度が低い影響なのかアタックまでのタイアウォームアップは、2周かかっていたのが通常。
各車、コースインラップから、次の週のアタックでは調子が良くとも8秒台ぐらいにしかなっていませんでした。
残り2分ということは、コースインラップ+ウォームアップラップでは2分を超えてしまうので、うまくいって8秒台にしかならない。。。
それは上位陣は判っていて、既にヘルメットを脱いでいました。
しかしここで、コンセントレーションを高めていた3人のドライバーが居ました。
一人は、8位・11秒台の山本。
7位の中嶋一貴は9秒台だったので、うまくいくと7秒台は無理にしても順位を1つ上げられそうでした。
そして、そうはさせたくない中嶋一貴。こちらも山本が出ていくならコースインせざるを得ません。もちろん、6位は7秒台ですから、中嶋にしてみると6位狙いではないと思うんですね。
しかし、もう一人、その7秒台6位の小暮もアタックの準備に入りました。
つまり、この時点ではこういう状態。
・コースインラップだけのタイア温度では、8秒台後半が良いところ。
・5位7秒3、6位小暮7秒927、7位中嶋9秒台、8位山本11秒台
・1?5位のドライバーはコースインする気はない。
小暮は7秒3を上回れるとは思えないけど、保険としてタイムアップを狙う。
中嶋は山本のアタックでは8秒台が出てしまって順位を落とす可能性があるからタイムアップを狙う。
山本は当然現在の7位のタイムは上回れると考えている。
さて、迎えた2分間。
小暮はやはり8秒台でタイムアップならず。
中嶋はタイムアップをしたものの、9秒台から8秒120。
そして注目の山本が、なんと7秒999!!!
小暮のベストには僅かに届かなかったものの、更にタイムアップをした中嶋を上回って7秒台に入れてきた。
1周のみのウォームアップでの、完全なワンチャンスをものにした山本の走りは光っていました。
*結果的には、赤旗中の追い越しをペナルティとして採られた山本選手は、決勝を14番グリッドからのスタートとなってしまいました。