新々Tackmixブログ - HASYMO
ちょっと前に、口うるさいジジイになる、、、って書きました。
ええ、この3人の影響もあるんですね。
細野さんなんて60になっちゃうんです。
それで、30年ぐらい前の曲を演奏している。
これって、普通のバンドだったら、ただの懐メロになるだけなんですね。
ところが、このお3方の場合は、最新の音になっちゃっている。
他のバンドが完全に霞んじゃうわけです。
この事態は、実は由々しきことだと思っています。
偉そうに言っちゃうけど、HASYMO Rydeen79/07 を聴いて「懐かしい」って言った人
(正確にはブログを見てって言う感じなんですけど)がかなり多かった。
それは、感性を退化させてしまっているのかも知れない。
6日と7日とライブを見ることができましたが、7日のライブになって
やっと「懐かしい」と言えるようになっています。
つまり、ドライブ感とノリって言う部分なんで、口で説明するのがすごく難しいのですが
レコーディングされたRydeen79/07は、完全に作り物。
3人が意志を持って、冷静に方向性を作り上げた音です。
だから、僕は「これは、おじいちゃんが孫に話して聞かせているような曲だ」と感じた。
ところが、7日の京都のライブは、もう客を目の前にしてしまった3人が
完全に自分たちが引っ張っていくようなドライブ感を持ってしまっているんですね。
ここで初めて「ああ、あの時のライブの感じ」っていうのが出てくる。
おかしいでしょ?
音の半分以上は、レコーディングトラックからのものなので、
どうしてもその音の印象を引きずるはず。なのに、違っている。
これを感じられなければ、「作り上げること」は絶対に無理なわけです。
味見をしない料理と同じで、レシピ通りだから「おいしい」という感想で問題ない・・・
っていう事になりかねない。
彼らYMOが一番活躍していた時代は、僕らが一番自由にやれて感性が豊かだったはずの時代。
ところが、その僕たちは、そこから何も作り出せないでしまったのかも知れない。
その回答は、自分たちの子供達によって導き出されている。
だから、もう一度がんばりたい。。。。って、、、思っちゃうんだよね。