新々Tackmixブログ - 誰のためのレースか?
個人的な何かを問題にしているわけではなく、感じたことを書いています。
昨日は、全日本カート東地区第3戦がSUGOで行われました。
私はいつものように実況なわけなんですけど、結構思い入れがあって喋っていたりします。
(程度の差はあるでしょうけどね)
で、今のシステムはお客さんが増えないでしょうね。
カートは、自動車といういたって「身近なもの」を使っていながら、全く想像とは違う種類の競技です。
どんなに自動車の運転がうまい人でも、サーキットでの競技となったら意味が違います。
逆に言えば、とても「誤解されやすいスポーツ」だとも言えるでしょう。
体験できないと、その奥深さは残念ながら判るチャンスがないです。
全日本競技で体験は無理なんでしょうか?
だとしたら、どうやって人口を増やすんだろうか?
「素晴らしい競技」を見せなければならないんでしょうね。
ところが、現在のルールやシステムでは、どうしてもそれは無理です。
そうすると、せっかく見に来ていたお客さんに、どうやって素晴らしさを伝える?
そんな想いを実況中に考えてしまって、ちょっと黙っちゃった部分があるんですね。
なぜこの人がこれだけの走りを「してしまえるか?」を、知らないフリして喋るわけにはいかない。
そんな盛り上げ方は、騙しでしかない。
もちろん、だからといってそれを解説してしらけさせるのもどうかと思う。
残念ながら、この唯一の表現は、それを「伝えないこと」だと思った。
これは、その選手やチームを悪く言うものではない。
ルールに則って、競技をしているのだから責められるものではないのです。
その方法をとれてしまうレギュレーションに穴があるということなんですね。
僕は、見たままを喋ってはいるけれども、全てを喋ってはいないです。
踏みとどまるところがあるのは徹底して鍛えられたからかもしれません。
かといって、全部が見えているのか?といえば、それも違います。
不測のことは見えないことの方が多いです。
残念ながら、喋れないことのほうが多いのが事実なんです。
??
今回、協賛の紹介を2度しました。
ドライバーはどうしてプロフィールを持ってこないのでしょうね。
もったいないですよね。