新々Tackmixブログ - バックトラックって何?
知り合いから電話がかかってきて
「バックトラックって何?」って言われてしまいました。
そっか、、、普通はわかんないよな。。。。
これが一躍有名になったのは、やっぱりYMOの仕業でしょうね。
例えば、ライブで演奏するとします。
それまでは、すべてのパートを人間が演奏しているので、お互いがテンポを合わせて演奏が進んでいきます。
まぁ、本来はドラムに合わせるって言うのが本当なんでしょうが(^^;
ところが、音楽中の効果音やリズムなど、人間が演奏しない部分(出来ない部分)を
どうしてもライブでも取り入れたいと思ったとき・・・・
そう、テープとか録音された音を一緒に流してしまえばいい、と思いつきますよね?
そして、演奏する人間はテープに合わせて演奏すれば良いんです。
これがバックトラックの基本的な考え方です。
当時、YMOはテープではなく、コンピューターの自動演奏に合わせて演奏していたんですね。
じゃあ、なぜヘッドフォンが必要なのか?
流れている音に合わせて演奏するんだから、ヘッドフォンっていらないだろう?
そうそう、これもよくある疑問でしょう。
ところが、大抵バックトラックに必要な音って、音楽のメイン部分ではないので
最初から最後までずーっと流れている音ではなかったりします。
例えば、4小節毎にバーンっていう音が鳴るとしてこれをテープに録音していたとします。
その音が聞こえるまで、人間はずれているのかどうか判断できなくて、勝手なテンポで演奏してしまうんですね。
それでは、バックトラックの音がずれて聞こえてしまう事になるので、音が鳴っていないところでも
メトロノームのような音を鳴らせば、それに合わせて演奏できますよね?
が・・・メトロノームの音は、ライブの音としてお客さんに聞かせたくない音です。
なんとか、これを聞きながら、外には出さない工夫が必要になります。
それで、LRに振った音を作ってヘッドフォンで聞くわけです。
つまり、CDやテープのステレオ収録と言う事を利用して、L側にはバックトラックの音、R側にはメトロノームの音。
アンプとスピーカーへ送るのは、L側のチャンネルだけ。
演奏者はヘッドフォンで、R側の音を聞く・・・・ということなんですね。
え????まだわかんないですか???(^^;
実際に聞いた方が早いかな?
じゃあ、期間限定特別・・・・練習用バックトラックのデモ