1999 Q!! Maru Special Cup 車両規則書

1 エントリー
 −1・競技に使用する車両はYAMAHA FK9、FK9Rもしくは無限PK90とする。
 −2・エントリーに使用できるカートは、1選手または、1チームに付き1台までとする。
 −3・競技車両に関してのペナルティなど、全責任はドライバーにあるものとする。
 −4・当日のドライバーズミーティングによって指示された事項も規則書と同格に扱う。

2 レンタルマシンクラスについて
 −1・レンタルマシンクラスは基本的に「調整」を禁止する。
    特別な事情により「調整」が必要になった場合は大会本部に許可を得なくてはいけない。
    「調整」・・・キャブ、タイア空気圧、フロントトレッド
 −2・1について、大会本部が認めた物は変更を許可する。また、変更や調整は必ず元に戻すこと。
 −3・ガソリン、オイルは大会本部の支給する物を使用すること。
 −4・車輌の破損については、その原因が明らかに貸し出し者の物でない限り、使用者の責任とする。
 −5・4の費用割合は、貸し出し者と協議すること。

3 変更可能な部品
 −1・競技に際して、エキスパートクラスは以下に定められた部品の他は標準状態とする。
 −2・変更する部品は、改造であってもかまわないが、取り付け方法や向き、個数は標準状態とする。
 −3・以下に記述のない部品を使用、または変更する場合、必ず大会本部の了承を得なければならない。
 −4・駆動系は、別紙記載の物のほか、以下の物は変更可能とする。
    a)変更可能部品(スプロケット、チェーン、ブレーキパッド)
    b)クランクケースカバーガスケットは無くとも良い
 −5・エンジンや電装系は、以下の物は変更可能とする。
    a)変更可能部品(点火プラグ、プラグキャップ、コード類)
    b)アタッチメントをつけてプラグを装着することは禁止
    c)FK-9のオイルポンプ類は取り外しても良い
    d)クーリングファンの変更は認める
 −6・車体や、カウルなどは標準状態を適用せず、明らかに危険がないと認められる範囲で改造ができる。
 −7・上記外の部品については、疑義が生じる事の無いように十分な注意をもって参加すること。
 −8・エアクリーナー、エアクリーナージョイント、エアクリーナーガスケットの変更は、以下の条件を
    すべて満たされる物を許可する
    a)動力による過給装置ではないこと。(NAであること)
    b)消音に明らかな効果のある物
    c)通常の走行で著しく変形したりしない物
    d)取り付け位置は、全幅、全長を越えてはならず、ドライバーの着座状態でその最高部を越えない物。
 −9・明らかに車体の維持のため、もしくは対応部品が入手不可能になったことによる、競技に影響のない
    ものは許可する場合があるので、事前に大会本部に確認をとること。

 *標準状態の定義
  オーナーズマニュアルにある 部品、取り付け方法、状態を基準とする。
  使用部品に関しては「使用車種のパーツリスト」に掲載されているものを基本とするが、入手困難になっ
  た物や規格が変わった物などは、別車両の部品の使用を認める。該当部品に関しては大会本部に必ず確認
  を取り、許可を受けること。

  EX1. 故意にFK-9のパーツをFK-9Rもしくは無限90に使用することや、またはその逆も禁止する。
  EX2. 純正のオーバーサイズピストンを組む場合はシリンダーのボーリングを許可するが、
ポートの変更は禁止

4 タイア
 −1 使用できるタイアはSL83(ダンロップ・ブリジストン等)SL98とする。
    レインタイアは特に定めない。

5 燃料
 −1 広く一般に購入できるもの、もしくはSUGOカートコース内のものとする。
    添加剤の使用は禁止する。
    また、混合するオイルについても、通常購入しやすい物とし、添加剤の使用は禁じる。

6 車検
 −1 全ての競技車両は、走行前に車検を受けなければならない
 −2 大会本部は、全てのセッション、および疑義が生じた時点で該当車両の検査を行うことが出来る

7 その他
 車検やペナルティ等に関して、大会委員会の独断で決定される事項がある。
 その理由は、競技の性質上車検などを厳しくして行くわけには行かず、かといって野放し状態では
 参加選手に混乱を与えるため、公平で楽しいレースのためにはどうしても臨機応変の対応が必要に
 なる場合がある。アイディアとしておもしろい物は、そのまま取り入れる場合もあるし、また無用
 な疑義が生じる行為に関しては、例えその目的が違っていようともペナルティを与えざるを得ない。
 この大会を、「勝つためのレース」と捉えるか「楽しむレース」と捉えるかは、参加者の気持ち次
 第であることは言うまでもないが、我々の趣旨は「参加者全員が楽しいレース」を目指すものであ
 るので、選手その他のご協力を切に願うものである。


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